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学力が低い子供ほど「詰め込み教育」

 先日述べた「学力下位の生徒ほど暗記重視の授業」になるのはなぜなのかという話。
 学力と知識というのは、ちょうどシェフの作る料理と食材の関係に似ている。たしかに優秀なシェフは、どんな食材もすてきな料理にしてしまうだろう。けれども、まったく食材がない状態では、どんなに優秀なシェフでも料理は作れないだろうし、食材が豊かであればあるほど、そのシェフの作る料理は輝きを増すだろう。学力下位の子供たちというのは、この食材がほとんどない状態で、とくにここ数年、その程度は酷くなるばかりのように思う。
 おそらく「ゆとり教育」は、「食材を減らすことで、シェフの調理能力を上げよう」という意図だったんだと思う。たしかに、学力上位の子供たちの力は昔と遜色ないし、ときにはこちらが驚くほどの力を身につけていることもある。けれども、そういった子供たちはほんとうにわずかだ。限定された食材の中で、以前と変わらぬ料理を作れるほどの調理力があるシェフというのは、実際にはそうはいないというのが現実なんだ。
 料理を作れなければ飢え死にしてしまう。それを防ぐには、結局レトルト食品を買い与えて、それを調理させて、なんとか料理らしきものをこしらえさせるしかない。「学力下位の生徒ほど暗記重視の授業」になるというのは、そういうことなんだとイメージしてもらえれば僕らが現場で直面している現実が多少でも伝わるだろうか?

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