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ある生徒に捧ぐ

元婚約者の彼女は僕の仕事を好きではなかった。それも、その人が僕から去っていたひとつの要因だった。

ある中3生を補習していたとき、ふと、僕には婚約者がいたことを洩らしてしまった。

彼女は僕が大切な人を失いかけていたころ、彼女もかけがえのない人・・・父親をなくした。
彼女はしばらく塾へ来なかった。ようやく通塾を再会したものの、直後は感情も安定せず、目もうつろだった。あれから、僕も彼女も2ヶ月が経った。

彼女の悲しみや苦しみに比べれば、僕のそれはあまりにも小さいはずだ。けれど、今の彼女は持ち前の明るさを取り戻している。ブランクで落ちた学力を必死に取り戻そうとしている。

入試の春に彼女に素敵な笑顔をプレゼントしたい。彼女とともにがんばっている塾生たちに素敵な笑顔をプレゼントしたい。そして、それが僕にとって何よりもの自分への御褒美となるはずだ。

ふたりでがんばろうね。みんなでがんばろうね。

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